バイオ系高学歴ニートの日常



博士の就職難時代、到来。
それは政府だけじゃなく本人の問題でもあるんですけどね。
でも大丈夫です、何とかなります!
合言葉は
「ニートになっても生きていける!」
この精神で頑張りましょう。

カテゴリ: 高学歴バイオニートが語る薬害

今日はソリブジンについて。

これも有名ですね。薬害の歴史に残る薬ですから。

私みたいな就職無理学部バイオ系は大学では学びませんでしたが、製薬を目指そうと思って独学で学びました。

ソリブジンは帯状疱疹の薬として使われましたが、死亡が多発したため使用中止になったものです。

これだけならただの医療事故で済みそうですが、薬害が薬害たる所以はもっと別のところにあるのです。

メーカー(日本商事、現アルフレッサ)は、死亡事故を起きていることを知りながら隠し続けていたということです。

ついでに言いますとインサイダー取引もしていたようです。


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これも教科書に載るレベルで有名な薬害です。

キノホルムはスモン(Subacute myelo optico neuropathy)という末梢神経障害の原因となった薬です。

この薬は1900年にスイスで製造販売され、日本でも1913年から輸入販売が開始され、強い殺菌力がある整腸薬として使用されていました。

この薬害も利益追求の製薬企業、杜撰な国、勉強しない医師によって引き起こされた薬害と言えます。

1960年代当時、スモンはウイルスによるものだと考えられており、殺菌力のあるキノホルムはスモンの治療薬になると言われてしようが推奨されていたのですから・・・。

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ちょっと古めの薬害事件ですが、国民としてこういう事件は風化させてはいけないと思います(キリッ)。

薬害は早期段階で防げたのに、企業の利益優先や国の対応の遅さで害が広がった場合が多いのです。

要するに、薬害は早期段階で防げるものも多いのです。


コラルジルもその一つ。

これは狭心症の薬で外資メーカーが開発したものですが、1963年に日本で承認されました。

日本での製造販売元は鳥居薬品。

1961~1962年と言えば、サリドマイド薬害が国際的に問題になっている時期です。

サリドマイド薬害の教訓を活かせばもっと被害を小さくできたであろう薬害です。



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これはみなさんご存じなのではないでしょうか?

1980年代に血友病患者が非加熱血液製剤を使用してHIVに感染した事件です。

HIVは感染症であるため、被害者は社会的な差別も受けるという、二重の苦しみを受けたのです。

酷すぎますね。

また、最初は厚生労働省は原因となったのは血液製剤だから薬ではない。

だから薬害ではないと厚生労働省は言っていましたが、被害者の働きによって薬害と認められました。



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はい今日はクロロキンについて。

古い薬ですが薬の教科書の薬害のところには必ず乗っている薬です。

日本では1955年に認可され、マラリアやエリテマトーデスの治療薬として、なぜか処方箋なしで買うことのできる薬だったようです。

クロロキン薬害のもとになったのは「キドラ」という商品で、服用により網膜症が引き起こされたのです。




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