タッキーアンドツバサのタッキーが著者の一人として学術論文に載ったというニュースを見ました。

当論文を見てみると、、、
無題


ホンマにのっとるやんけ・・・。

世間では称賛されているようですが、我々アカデミック経験者から見ると、

ふざけるな

って感じですね。

 

なぜならこの人のやったことって、溶岩を拾ってきたことだけでしょ?

研究のデザインをしたわけでもなく、有益なディスカッションをしたわけでもない。

研究のお手伝いをしただけなら、著者欄ではなく、謝辞のほうに名前を載せるのが普通だと思いますけどね。

さらに言いますと、この人研究の内容を分かっていないでしょうし、論文も読めないから内容に同意してるかどうかも怪しいわけです。


共著者になる基準には、以下のようなことが挙げられます。
http://www.wiley.co.jp/blog/pse/?p=31403より引用

・研究の現場にいたか? →現場の定義次第ですが、いないでしょ。いたとしてもこれは重要項目ではないので関係ないでしょう。

・実際に実験を行ったか? →石拾いは実験ではなく、材料調達です。

・その人がいなければ結果が変わっていたか? →テレビの力(金)があれば別にタッキーじゃなくても拾いに行けたはず。

・実験のインフラを作ったか? →作ったわけがないでしょうw

・文章の校閲を行ったか? →行ったわけがないでしょうwちなみに共著者は書かれた論文を見て内容に同意していなければならないんですよ。これがきちんとされているかどうかも問題なんですけどね。



同じ研究室にいても、共著者になるにはしっかりした貢献が必要なのに、今回のは少しおかしいんじゃないかと思いますね。

まあ今回の件はタッキーはアカデミックでのし上がろうという気はないでしょうしまだいいとして、研究の世界で大した貢献はしてないのに共著者になって業績を奪っていくような輩はなんとかしてほしいものです。

バイオ界ではトランスジェニックやらノックアウト動物をあげただけで共著者になるとかね。